【平成から令和へ】非常持ち出し袋の中身を見直し(中編):ラップ最強説と「酷暑を生き抜く非常用電源」

はじめに

前編では「0次避難(持ち歩き)」と「1次避難(身一つで脱出)」について書きました。 中編では、避難所生活や在宅避難を数日〜1週間乗り切るための「2次避難(備蓄品)」について見直していきます。

1. 【今や主役!】万能すぎる「食品用ラップ」

備蓄品の中で、いまや絶対に外せないメインアイテムが「食品用ラップ」です。

  • 節水:お皿に巻いて使えば、食後にラップを捨てるだけで洗う水が不要。
  • 防寒:体に巻きつけることで体温を逃がさない保温効果。
  • 救急:ケガの止血や包帯代わり、傷口の保護・固定用。
  • その他:ねじってロープ代わりに、防臭・防水シートとして。

大サイズ・小サイズを1本ずつ備蓄に入れておいて絶対に損はありません。

2. 「ローリングストック」で賢く備える食料品

昔は「5年保存の乾パン」が定番でしたが、現在は「日常的に食べて、減った分を買い足す」ローリングストックが主流です。

  • :1人1日3リットル(最低3日分、できれば1週間分)。
  • パックご飯・カップ麺・レトルト食品:普段から食べているものを多めにストック。
  • 缶詰(缶切り不要のもの):鯖缶、肉類、ツナなどタンパク質源。
  • カセットコンロ&ボンベ:温かいご飯を食べるために不可欠。

3. 衛生・生活用品

  • 簡易トイレ(凝固剤セット):水が止まった際、最も困るのがトイレです。回数分(1人1日5〜7回×日数)を確保。
  • トイレットペーパー・ティッシュ・ウェットティッシュ
  • 給水袋・ポリタンク+運搬用カート

4. 酷暑の夏は「暑さ自体が災害」〜非常用電源のリアル〜

近年の夏は「暑さ自体がすでに災害」と言っても過言ではありません。真夏に停電が発生した場合、エアコンや扇風機が止まることは命に直結します。

我が家でも電力を確保するための電源装置を導入していますが、それぞれ一長一短と維持の悩みがあります。

① ポータブル電源(大容量バッテリー)

  • メリット:静音で室内でも使える。スイッチ一つで瞬時に給電可能。ソーラーパネルと組ませれば無燃料で充電できる。
  • デメリット:容量に限りがある。バッテリー自体の経年劣化を避えられない。

② ガソリン発電機

  • メリット:ガソリンがある限り、ハイパワーで圧倒的な電力を供給し続けられる。
  • 持ち主を悩ませる現実(メンテナンス問題)
    • ガソリンの劣化:タンクやポリ缶に入れっぱなしにするとガソリンが腐る。
    • キャブレターの詰まり:年に数回は実際にエンジンをかけて(試運転して)やらないと、いざという時にキャブレターが詰まって始動しない。

「機械を持っていれば安心」ではなく、維持管理(動体保存)の手間を含めて備えであると痛感しています。

次回【後編】では、被災時の最も重く慎重な課題である「貴重品の持ち出し」と「後で取りに戻るリスク」について深く掘り下げます。「後編「【平成から令和へ】非常持ち出し袋の中身を見直し(後編):「後で取りに戻る」危険性と貴重品管理の現実」」へ続きます。

前編「【平成から令和へ】非常持ち出し袋の中身を見直し(前編):0次・1次避難と「持ち歩くお守り」のリアル」」はこちら

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